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著作権侵害事件

漫画喫茶での海賊版業務使用、運営会社経営者ら送致

平成27年6月5日

 警視庁サイバー犯罪対策課と中野署は、権利者に無断で複製されたものであることを知りながらコンピュータソフトウェアの海賊版を入手して複製の上、業務で使用していた、いずれも中国籍の東京都千代田区の会社社長男性(42歳)、荒川区の会社員男性(30歳)、埼玉県川口市の会社員男性(33歳)を、平成27年6月2日、著作権法違反(複製権侵害並びに海賊版業務使用(みなし侵害))の疑いで逮捕し、4日、東京地検に送致しました。
 男性らは、平成26年10月3日ころ、マイクロソフトコーポレーションが著作権を有する「Microsoft Windows7 Professional 32bit SP1(中国語版)」を、上記会社社長の営むインターネットカフェに設置したパーソナルコンピュータのハードディスクに権利者に無断で記録・蔵置することにより複製し、その後、平成27年4月15日ころ、上記パーソナルコンピュータに「Microsoft Windows7 Professional 32bit SP1(中国語版)」が無断複製されたものであることを知りながら、顧客に有償で利用させるなどして業務で使用していました。

端緒 不正アクセス禁止法違反被疑事件の捜査過程において、本件事実が発覚、ACCSを通じて著作権者に連絡した。
特徴 警察によると、男性らの運営するインターネットカフェは主として中国人向けに有償で提供されていた。
家宅捜索 捜索では海賊版ディスクやパソコン36台等が押収された。
特記事項 警察によると、今回摘発された男性らの運営会社は、先に警視庁築地署等が摘発した「不良プロキシサーバー」提供の実質的親会社とみられるほか、同社を通じて提供したIPアドレスが不正アクセス等のサイバー犯罪に利用されたものとみて捜査をしている。
鑑定・告訴 マイクロソフトコーポレーション(日本マイクロソフト(株))

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