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著作権侵害事件

海賊版ソフトの業務使用、サーバー運営会社経営者逮捕

平成26年4月23日

 警視庁・埼玉県警察合同捜査本部(警視庁サイバー犯罪対策課・公安総務課・丸の内署・愛宕署、埼玉県警サイバー犯罪対策課・蕨署の合同捜査本部)は、権利者に無断で複製されたものであることを知りながらコンピュータソフトウェアの海賊版を入手して複製の上、業務で使用していたサーバー運営会社代表の中国籍の男性(34歳)を、平成26年4月23日、著作権法違反(複製権侵害並びに海賊版業務使用(みなし侵害))の疑いで逮捕しました。
 男性は、平成24年11月24日ころ、マイクロソフトコーポレーションが著作権を有する「Microsoft Windows Server 2003 」(中国語版)を、経営する法人が所有・管理する中継サーバーコンピュータのハードディスクに権利者に無断で記録・蔵置することにより複製し、その後、同年11月30日ころから12月29日ころまでの間、上記中継サーバーコンピュータに「Microsoft Windows Server 2003 」(中国語版)が無断複製されたものであることを知りながら業務で使用していました。

端緒 逮捕された男性らは、本年2月、不正アクセス禁止法により逮捕・起訴されており、その捜査の過程において海賊版業務使用等の事実が発覚、ACCSを通じて著作権者に連絡した。
特徴 合同捜査本部によると、男性は、上記海賊版から不正に複製した約1,750台相当の仮想サーバーを設置し業務使用していた
家宅捜索 逮捕に先立ち実施された捜索では、海賊版ディスクやパソコン70台等が押収された。
特記事項 合同捜査本部によると、男性が運営するサーバーは、主として国外からのアクセスポイントとして提供されており、不正アクセスや不正送金等の犯罪行為にも利用されていたとのことである。
鑑定・告訴 マイクロソフトコーポレーション(日本マイクロソフト(株))

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