カーナビHDDを客から受け取りソフトを更新して返却、男性を逮捕
平成23年5月24日
千葉県警生活経済課と野田署は、平成23年5月21日、著作者に無断でカーナビゲーションソフトを複製し販売していた岩手県二戸市の自動車整備士男性 (32歳)を著作権法違反の疑いで逮捕し、23日に千葉地検松戸支部に送致しました。
男性は、平成23年1月、インターネットオークションを通じ、ハードディスク(HDD)カーナビの地図更新代行と称する出品を行い、2,300円で落札した神奈川県の男性購入者にHDDカーナビゲーション本体のHDDを送付させた上、(株)トヨタマップマスターが著作権を有するカーナビゲーションソフト「2010年度版地図データ更新キット【全国】HDX730/HD9000シリーズ用」をHDDに無断で複製(更新)し、返送していました。
販売の特徴 | インターネットオークションを通じ、HDDカーナビの2010年度版地図更新代行との出品を行っていた。 |
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販売価格 | 男性が2,300円~2,500円で出品していた「2010年度版地図データ更新キット【全国】HDX730/HD9000シリーズ用」の正規品価格は、21,000円(税込)。 |
売上 | 警察の調べによると、男性は、約80件の販売を行っていたものとみて捜査を進めている。 |
端緒 | 千葉県警の捜査員がサイバーパトロールで発見し、ACCSを通じて、著作権者に連絡した。 |
家宅捜索 | 逮捕当日に行われた捜索では、パソコン等が押収された。 |
特記事項 | 男性は、以前、オークションで購入したパナソニック製HDDカーナビゲーション本体からHDDを抜き出し、そのHDDからコピーを作成していたと供述している。 |
カーナビゲーションソフトの旧バージョンが記録されたHDDを送付させ、最新版に更新(複製)の上、返却して販売した事案の摘発は全国初である。 | |
鑑定・告訴 | (株)トヨタマップマスター |
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