Webサイトで海賊版販売の男女を送致
平成22年6月11日
千葉県警生活経済課と千葉西署は、平成22年6月11日までに、Webサイトを通じて、権利者に無断で複製したビジネスソフトを販売していた千葉市花見川区の男子大学生A(28歳・中国籍)と千葉県松戸市の無職女性B(31歳・中国籍)を、著作権法違反の疑いで、千葉地検に追送致しました。
A、Bは、平成22年3月1日ごろ、弥生(株)が著作権を有する「弥生会計 08 プロフェッショナル(Version14.1.1)」を無断で複製したCD-R1枚と(株)ヴァル研究所が著作権を有する「駅すぱあと(Windows)2009年4月」を無断で複製したCD-R合計2枚を、東京都の男性に対し12,200円で販売していた事実で、同年5月27日に逮捕されていました。
またA、Bは、同年3月25日ごろ、オートデスクインクが著作権を有する「AutoCAD LT 2010(32bit)体験版」等を無断で複製したDVD-R合計2枚を12,000円で、また同年4月29日ごろ、マイクロソフトコーポレーションが著作権を有する「Microsoft Office Professional 2007 Plus ボリュームライセンス版(日本語版)」を無断で複製したDVD-R1枚を6,000円で、千葉県松戸市内の男性ほか1人に対し販売していました。
販売の特徴 | 男性Aは海賊版の発送、女性Bは海賊版の作成および海賊版代金の引き出しを行うなど、それぞれ役割分担をしていた。 |
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売上・期間 | 警察の調べによると、A、Bは、少なくとも平成22年2月から逮捕されるまでの4ヵ月間で、約300万円を売り上げていた。 |
端緒 | 千葉県警の捜査員がサイバーパトロールでWebサイトを発見し、ACCSを通じて、著作権者に連絡した。 |
家宅捜索 | 5月27日の逮捕に先立ち行われたA、B宅の家宅捜索では、PCや海賊版DVD-R約250枚などが押収された。 |
動機 | 警察の調べによると、A、Bとも、小遣い稼ぎのために海賊版を販売していたことを供述している。 |
特記事項 | 警察の調べによると、海賊版販売の代金口座には、多数の法人名義があることを確認している。 |
鑑定及び告訴 | アドビ システムズ インコーポレーティッド(アドビシステムズ(株))、 (株)ヴァル研究所、オートデスクインク(オートデスク(株))、 マイクロソフトコーポレーション(マイクロソフト(株))、弥生(株) |
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