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著作権侵害事件

「海外正規品」と謳い海賊版を販売、会社員男性を送致

平成22年5月26日

 千葉県君津署は、平成22年5月25日、インターネットオークションを悪用し、権利者に無断で複製されたアニメーションを販売していた千葉県市原市の会社員男性(30歳)を、著作権法違反の疑いで逮捕し、26日、千葉地検木更津支部に送致しました。

 男性は、平成22年3月23日、東映アニメーション(株)が著作権を有する劇場用アニメーション映画「ONE PIECE」等が無断で複製されたDVD9枚を東京都の男性に対し、5,500円で販売していました。

販売の特徴 男性は、海外から購入したと見られる海賊版DVDを出品した上で、「海外正規品」と説明していた。
販売価格 男性が出品していたDVD9枚1セットは、正規にはセット販売されていない。収録されていた内容をそれぞれ合算すると、正規品価格は45,085円(税込)。
端緒 千葉県警の捜査員がサイバーパトロールで発見し、ACCSを通じて著作権者に連絡した。
家宅捜索 逮捕同日に行われた男性宅の家宅捜索では、パソコンや海賊版DVDなどが押収された。
動機 警察の調べによると、男性は小遣い稼ぎのために海賊版を販売していたことを供述している。
特記事項 ACCSでは、男性が販売していた海賊版DVDと、千葉県東署が摘発した男性が販売していた海賊版が酷似していることを確認しており、海賊版の入手先が同じ可能性もあるとみられる。ACCSでは、ほかにも、インターネットオークション上で、海外で作られた海賊版を「海外正規品」として出品する事例を確認している。
鑑定及び告訴 東映アニメーション(株)

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