P2Pを通じてマスターを入手、海賊版販売男性を逮捕
平成21年5月21日
千葉県警生活経済課と松戸東署は平成21年5月20日、ヤフーオークションを悪用し、権利者に無断で複製したコンピュータソフトを販売していた江東区の無職男性(48歳)を、著作権法違反の疑いで逮捕し、21日、千葉地検松戸支部に送致しました。
男性は、平成21年3月11日ごろから同月12日ごろまでの間3回に渡り、アドビ システムズ インコーポレーティッドが著作権を有する「Adobe Creative Suite 4 Master Collection 日本語版(30日間体験版)」を権利者に無断で複製したDVD-R計6枚を、計21,300円で販売していました。
販売の特徴 | 男性は、「ヤフーオークション」を通じて海賊版を販売していた。 |
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販売価格 | 男性が7,100円で販売していた「Adobe Creative Suite 4 Master Collection」の正規品価格は、397,950円(税込)。 |
売上・期間 | 警察の調べでは、男性が平成20年11月頃から逮捕されるまでの約半年で、約170万円を売り上げていた。 |
端緒 | 平成21年2月、千葉県警の捜査員がサイバーパトロールで男性の出品を発見し、ACCSを通じて著作権者に連絡した。 |
家宅捜索 | 逮捕同日に行われた男性宅の家宅捜索では、ノートパソコン1台、ハードディスク1台、CD-RやDVD-Rなどが押収された。 (押収物の写真(千葉県警提供)はコチラ) |
動機 | 男性は生活費を稼ぐために海賊版を販売していたことを供述している。 |
ACCSへの情報提供 | ACCSには、平成21年1月から3月にかけ、33件の情報が一般の方より寄せられていた。 |
特記事項 | 男性は、30日間の使用期限付きの体験版と、その期限を解除するツールをセットにして販売していた。 |
男性は、海賊版を作成するための「マスター」ソフトを入手するため、ファイル共有ソフトを通じてソフトを入手していたことを供述している。 | |
処分結果 | 懲役1年6月(執行猶予3年)・罰金70万円/千葉地裁(平成21年7月22日) |
鑑定及び告訴 | アドビ システムズ インコーポレーティッド(アドビシステムズ(株)) |
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