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著作権侵害事件

プリペイド式携帯電話などで匿名工作 海賊版販売の2人を逮捕

2005年2月21日

被疑者 大阪市中央区 無職男性A(29歳)
無職男性B(29歳)
逮捕日 平成17年2月21日
捜査機関 兵庫県警生活経済課、尼崎西署、甲子園署、豊岡署
鑑定および告訴会社 アドビシステムズ(株)(アドビ システムズ インコーポレーティッド)
オートデスク(株)(オートデスク インク)
(株)ジャストシステム
(株)ビー・エイチ・エー
マイクロソフト(株)(マイクロソフトコーポレーション)

2人は共謀して、コンピュータソフトのリストを掲載した自作ホームページを通じて、平成16年8月ごろから同年12月ごろまでの間に、「Microsoft Office 2001 for MAC」などのソフトウェア8タイトルを無断で複製したCD-R計14枚を、神戸市の会社員など5人に対して、合計72,000円で郵送販売していました。

逮捕同日に行われた家宅捜索では、Aの自宅からパソコン5台とCD-R数十枚、Bの自宅からパソコン3台、CD-R数百枚のほか、A、Bの自宅からプリペイド式携帯電話多数などが押収されました。

2人は、電子メールでのやり取りなどの際に残るIPアドレスなどから身元が判明しないように、プリペイド式携帯電話を使ってインターネットへアクセスしていました。また、客からの代金は、偽名で借りていた私設私書箱あてに現金書留で送らせていた上、宅配便業者に代金の回収をさせて大阪・日本橋の路上で受け取るなど、二重・三重に匿名性を高める「工作」を行っていました。

ACCSでは、2人が平成16年前半ごろに開設していた、「エイトボール」と名付けた海賊版ソフト販売用ホームページを把握していました。このほか、「チェアーズ」など複数の名義のサイトを開設し海賊版を販売していたことが分かっています。また、郵送によるDMでの販売も行っていました。

それぞれのサイトでは、ビジネスソフトやグラフィックソフトなど百数十種類のソフトウェアのリストを掲載し、電子メールで注文を受けると、CD-Rに複製した海賊版ソフトを1タイトル当たり3,000円~30,000円で郵送販売していました。

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