海賊版販売の「ネットワーク」摘発
2002年7月23日
被疑者 | 兵庫県西脇市 会社員男性A(51歳) 新潟県新潟市 訪問販売員男性B(31歳) 大阪府大阪市城東区 会社役員男性C(37歳) |
---|---|
被疑者A・B逮捕日 被疑者C送検日 |
平成14年7月23日 |
捜査機関 | 大阪府警生活安全特別捜査隊・港署 |
鑑定および告訴会社 | アドビシステムズインコーポレーティッド(アドビシステムズ(株))、 (株)ヴァル研究所、(株)ジャストシステム、ソースネクスト(株) |
Aは、海賊版100タイトル(ほとんどがBから入手したソフト)を記載した電子メールで顧客を募り、無許諾複製のCD-Rを郵送販売し、月に100万円前後を稼いでいました。
平成14年5月9日に起訴され、平成14年7月9日、大阪地方裁判所より懲役2年6月(執行猶予5年)の判決が言い渡されています。
Aの捜査から、AがBから海賊版ソフトを購入していたことが判明し、平成14年5月10日にBは家宅捜索を受け、「マザーコピー」約3,000枚が押収され、同日逮捕されました。Bは、これまで取引のあった客や、客の紹介のみを対象にした、慎重な海賊版ソフトの販売を行い、月100万円前後を売り上げ、数千万円を稼いでいました。平成14年7月4日に起訴されました。
Cは、Bの所持していた「マザーコピー」の入手先の捜査から、海賊版ソフトのリストを記載した電子メールを使って、ソフトの「交換」をしていたことが判明しました。平成14年7月23日家宅捜索を行い、ソフト約1,400枚が押収されました。
内容が劣化せず複製が容易なデジタルコンテンツの「コピー連鎖」が浮き彫りになった事件となりました。
- 年度を選択
- 2000(平成12)年度(19件)
- 2001(平成13)年度(15件)
- 2002(平成14)年度(12件)
- 2003(平成15)年度(18件)
- 2004(平成16)年度(31件)
- 2005(平成17)年度(27件)
- 2006(平成18)年度(28件)
- 2007(平成19)年度(26件)
- 2008(平成20)年度(19件)
- 2009(平成21)年度(16件)
- 2010(平成22)年度(31件)
- 2011(平成23)年度(47件)
- 2012(平成24)年度(30件)
- 2013(平成25)年度(33件)
- 2014(平成26)年度(22件)
- 2015(平成27)年度(31件)
- 2016(平成28)年度(8件)
- 2017(平成29)年度(12件)
- 2018(平成30)年度(12件)
- 2019(令和元)年度(6件)
- 2020(令和2)年度(3件)
- 2021(令和3)年度(9件)
- 2022(令和4)年度(4件)
- 2023(令和5)年度(3件)