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著作権侵害事件

ネットオークションを悪用して全国に海賊版

2002年1月30日

鑑定および告訴会社 アドビシステムズインコーポレーティッド(アドビ システムズ(株))、
(株)ヴァル研究所、マクロメディアインク(マクロメディア(株))

福島県警生活環境課とハイテク犯罪対策室、会津若松署は平成14年1月30日、インターネットのオークションサイトを悪用して海賊版ビジネスソフトなどを販売していた会津若松市の無職男性(52歳)を、著作権法違反の疑いで逮捕しました。

男性は、インターネットオークションに出品したコンピュータソフト販売の広告上に匿名メールアドレスを記載。問い合わせに対して海賊版ソフトウェアの販売を宣伝する電子メールを返信するなどの方法で顧客を募り、CD-Rに複製した海賊版ソフトを郵送販売していました。代金は本人名義の銀行口座などに振り込ませており、平成12年9月以来、全国42都道府県の顧客に対して海賊版を販売していました。

平成13年8月に情報を得た同署では、同11月に男性宅を家宅捜索して捜査を進めていました。男性は、海賊版販売が著作権を侵害していることを宣伝メールに記述しながらも、「お互いのメリットがあるのなら許される範囲」などと自らの行為を「正当化」して海賊版販売を続けていました。

この男性には平成14年4月10日、福島地方裁判所会津若松支部より、懲役1年6月執行猶予3年の判決が言い渡されています。

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