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著作権侵害事件

5年間にわたり海賊版販売の男性逮捕

2000年9月1日

鑑定および告訴会社 オートデスク インク(オートデスク(株))、(株)ジャストシステム、
マイクロソフトコーポレーション(マイクロソフト(株))

兵庫県警生活経済課と生活安全企画課、加古川署、三木署は平成12年9月1日、大手プロバイダの電子掲示板を悪用して海賊版ソフトを販売していた埼玉県朝霞市の無職男性(32歳)を、著作権法違反の疑いで逮捕しました。

男性は、大手プロバイダの電子掲示板にソフト販売の宣伝を掲載して顧客を募り、問い合わせがあると海賊版リストを電子メールで送りつけて注文を受け、 CD-Rに無許諾複製したビジネスソフトやゲームソフトを郵送販売していました。男性は、平成12年8月までの約5年間に、全国の約1,400人に対して海賊版を販売し、約1,800万円を売り上げていたと見られています。

男性は、電子掲示板の「売ります・買います」コーナーに、36タイトルのソフト名を列記した上で「いずれも取説、登録書等は付属しません。」としたソフトの販売広告を掲載し、注文のメールを受けると、さらにゲーム専用機用ソフトの海賊版約300タイトルのリストを添付するなどして顧客を募っていました。

同署は平成12年8月3日に男性宅の家宅捜索し、パソコン本体やCD-Rドライブ、海賊版CD-Rなど約100品目、約1,500点を押収して捜査を進めていました。また押収品には、ゲーム専用機に組み込まれた海賊版ソフトを稼動させないための機能を無効にする「MODチップ」も含まれていました。

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