著作権教育Eネットワークにおける2023年度の活動について
2024年3月12日
日本行政書士会連合会(日行連)、国立大学法人山口大学(山口大学)、コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)の三者は、2019年より「著作権の普及啓発に係る包括連携協力に関する協定」に基づき、「著作権教育Eネットワーク」として、共同で著作権教育の普及啓発を進めております。 1.2023年度の活動 日行連、山口大学、ACCS三者による会議(教材開発会合)を4回開催し、著作権教育Eネットワークの具体的な活動内容を協議しました。今年度は主に、今後開発する著作権教材の基となるパワーポイント資料(「標準ppt」)の制作と、これまで開発した教材及び著作権教育EネットワークのPRについて検討を行いました。 (1)「標準ppt」の制作について 「標準ppt」とは、著作権教育Eネットワークで開発する著作権教材の基礎資料となるパワーポイント資料です。今年度は標準pptを完成させました。 昨年度までに、小学校の中学年向けおよび高学年向けの著作権教材を作成しましたが、今後は、中学生、高校生、大学生、教員のターゲットごとに講演資料、リーフレット、動画などの教材を作成して普及を図っていく予定となっています。 小学生向け著作権教材は、発達段階を考慮し、やさしく概念的に著作権を習得できる内容で作成したものであった一方、中学生から上の年齢層に向けての著作権教材は、体系的に学ぶ内容となることは共通していることから、標準pptを制作することによって、その後の教材開発を効率的に行うことが期待されます。 今後は標準pptを活用して教材作成を行いつつ、著作権法の改正等にあわせて標準ppt自体も改訂していく予定です。 (2) 開発した教材及び著作権教育EネットワークのPR活動 昨年度までに開発した小学生向けの著作権学習教材について、webにて無料で公開したほか、下記のとおり教材ならびに著作権教育Eネットワーク自体のPRを行いました。 ①山口大学知的財産センターと著作権教育Eネットワークが共催で「知財教育FDセミナー」(2023年8月8日開催)を開催しました。また、参加者に小学生向け教材チラシのPDFを配布しました。 ②文化庁の主催する著作権講習会(オンライン)にて、参加者に小学生向け教材のチラシのPDFを配布していただきました。具体的には、「都道府県著作権事務担当者講習会(1,075件参加)」、「教職員・情報通信技術支援員(ICT支援員)著作権講習会(4,141件参加)」で、教職員講習会には、小学校の教員も305件の参加がありました。 ③山口大学知的財産センター主催の「知財教育シンポジウム2024」(2024年3月5日開催)において、著作権教育Eネットワークによる小学生向け教材の開発について発表いたしました。 ④そのほかに、各団体がそれぞれに著作権教育活動を実施しました。 以上
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