「鬼滅の刃」の便乗商品を販売、不正競争防止法違反で経営者ら4名逮捕
2021年7月28日
(株)集英社及び(株)アニプレックスからの報告によると、愛知県警察は、2021年7月28日、「鬼滅の刃」の便乗商品を販売していた経営者ら4名を不正競争防止法違反(周知表示混同惹起行為)の容疑で逮捕しました。 被疑者らは、「鬼退治グッズ」などと称し、「鬼滅の刃」の一般に広く知られている商品等表示に類似した表示を使用したマスクやサンダル等の複数商品を販売等し、不正競争を行った疑いが持たれています。 警察によると、逮捕に先立ち行われた被疑法人の倉庫等の捜索により約37,000点の商品等が押収され、これら便乗商品の販売により少なくとも17億円を売り上げていたものと見られるとのことです。 商品等表示が使用された、正規ライセンス商品と誤解を招く恐れのある違法な便乗商品は、ライセンスビジネスへの影響が大きいだけではなく、品質保証や消費者保護の観点からも看過できるものではありません。 そのためACCSでは、適正なコンテンツ保護のため、著作権法のみならず商標法や不正競争防止法など関連法令に基づく関係権利者による対応の支援を引き続き行って参ります。
【8月18日追記】 愛知県警察は、2021年8月17日、本件被疑者4名を商標法違反の疑いで再逮捕しました。 再逮捕された被疑者らは、使用に関し何ら権限がないにもかかわらず、(株)集英社が商標権を有する「鬼滅の刃」に係わる登録商標と類似の商標を付した非正規商品を譲渡目的で所持し、同社の商標権を侵害した疑いが持たれています。
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