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活動報告

全国の知事と政令市の市長にソフトウェア管理の徹底を要請

平成21年6月10日

ACCSは、平成21年6月10日、全国の47都道府県の知事および18政令指定都市の市長に対して、業務で使用しているコンピュータソフトウェアの管理の徹底を要請する文書と、ソフトウェア管理の手法をまとめた「ソフトウェア管理再点検セット」を発送しました。

ACCSでは、企業や学校などの組織内におけるコンピュータソフトウェアの不正コピー対策として、ソフトウェア管理手法の開発ならびに普及活動を行っています。平成10年からは、組織内における不正コピーに関する情報の受付窓口を設置して問題解決に当たっており、これまでに約2,700件の情報が寄せられています。

本年に入り、3月に奈良市において職員が庁舎内のPCに約600本のソフトウェアを不正インストールして使用していた事実が、また、5月には石川県において同様に約550本のソフトウェアを不正インストールして使用していた事実が、それぞれ報道により明らかになりました。
ACCSでは、いまだこのような大規模な不正コピーが地方自治体で発生している事態を深刻に受け止め、今回の要請を実施したものです。

今回ACCSより送付した「ソフトウェア管理再点検セット」には、ソフトウェアの不正コピーの実態や、不正コピーが組織に与えるリスク、さらに不正コピーを防止する方法などをまとめたガイドブックである「経営者のための違法コピー防止ガイド」や、不正コピー防止のためのソフトウェア管理に必要とされる管理項目や手法について解説したマニュアルである「すぐに始めるソフトウェア管理」などを同封し、要請文では、これらのマニュアル類を活用して、ソフトウェア管理の再点検を実施いただくことを、知事ならびに政令市市長の皆さんにお願いしています。
ACCSでは、本要請が、各地方自治体におけるソフトウェア管理の再徹底と不正コピーの防止の契機となることを期待しています。

(参考)

  • 「ソフトウェア管理再点検セット」内容
    • 「経営者のための違法コピー防止ガイド」
    • 「すぐに始めるソフトウェア管理」
    • 「不正コピーを防止するためにあなたにできることがあります」 他
  • ACCSホームページを通じたソフトウェア管理普及活動
    • 「ソフトウェア管理のススメ」
      すぐにでも始められるベーシックなソフトウェア管理手法のガイド「すぐに始めるソフトウェア管理」を中心に、管理に役立つさまざまな情報の提供を行うサイトです。
    • 「不正コピー情報ポスト」
      組織内やインターネット上で行われているコンピュータソフトなどの不正コピー情報を受け付けるメールフォームを設置しています。
    • 「これって違法?職場編」
      一般の方より寄せられた質問の中から、職場での問題をまとめた「Q&A」を掲載しています。

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