「親と子の著作権教室2009~ゲームづくりから楽しく学ぼう~」を開催
平成20年9月15日更新
平成21年8月21日、「親と子の著作権教室2009~ゲームづくりから楽しく学ぼう~」を開催しました。
同教室は、小学4~6年生とその保護者を対象に毎年実施しており、17回目となった本年は、(株)ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)との共催となりました。本年は、SCE社内にあるイベントホールを会場として、子ども21人、保護者17人に参加いただきました。
最初の「ゲームができるまで」では、SCEの人気ソフトウェア「サルゲッチュ」シリーズのディレクターから、ゲームができるまでの工程とそれに関わる様々な仕事を分かりやすく説明いただきました。
次の「ゲーム制作者に聞いてみよう」では、参加者を3グループに分け、「サルゲッチュ」シリーズの制作に携わったメンバーが「プランナー」、「デザイナー」、「プログラマー」の仕事内容などを紹介する機会を設けました。例年、子どもだけが参加していたこのコーナーを今年から保護者も一緒に参加できるように変更したところ、親子で意見を交換したり、保護者もゲーム制作者に質問を投げかけるなどの姿が見られました。最初は緊張した様子で静かに話を聞いていた子ども達も、ゲーム制作者と直接話をしたり、ゲームづくりの一部を体験することで、徐々に笑顔を見せ始め、その後の自由時間にはゲーム制作者の元を自ら訪れて話を聞くなど、貴重な体験を楽しんでいる様子でした。
自由時間の終わりには、それぞれのゲーム制作者に、「自分が作ったデザインを勝手に書きかえられたらどんな気持ちか」、「自分が考えたゲームの細かな内容を勝手に誰かが発表してしまったらどんな気持ちか」、「自分が作ったプログラムを他の人が勝手に自分の名前を付けて発表してしまったらどんな気持ちか」と、著作権に関連する疑問を投げかけて回答してもらい、実際にゲームを制作している人たちの作品に対する思いを子ども達に感じてもらいました。
最後の「著作権ってなんだろう?!」では、「サルゲッチュ」シリーズのキャラクターである「ピポサル」がに登場し、自分の描いた絵を参加者に披露。しかし、「ピポサル」に絵をもらった小学生の「ACCSくん」が続いて登場し、「ピポサル」の絵を書きかえた上に、「ピポサル」の署名も「ACCS」と書きかえ、「見せないでね」と言われていたのに勝手に発表してしまいます。そこに「仲裁」に入ったACCSスタッフ扮する「先生」が、「ピポサル」の気持ちを子ども達にも一緒に想像してもらい、著作権の大切さを訴えました。
閉会式では、SCE渉外部の福永憲一部長から「ゲームづくりを実感してもらうことで、リテラシー力を高めてもらえれば大変うれしい」とごあいさついただき、本年の教室は好評のうちに終了しました。
- 年度を選択
- 2000(平成12)年度(3件)
- 2001(平成13)年度(5件)
- 2002(平成14)年度(9件)
- 2003(平成15)年度(11件)
- 2004(平成16)年度(15件)
- 2005(平成17)年度(14件)
- 2006(平成18)年度(14件)
- 2007(平成19)年度(42件)
- 2008(平成20)年度(37件)
- 2009(平成21)年度(34件)
- 2010(平成22)年度(29件)
- 2011(平成23)年度(19件)
- 2012(平成24)年度(28件)
- 2013(平成25)年度(28件)
- 2014(平成26)年度(32件)
- 2015(平成27)年度(29件)
- 2016(平成28)年度(14件)
- 2017(平成29)年度(6件)
- 2018(平成30)年度(9件)
- 2019(令和元)年度(12件)
- 2020(令和2)年度(9件)
- 2021(令和3)年度(8件)
- 2022(令和4)年度(17件)
- 2023(令和5)年度(7件)
- 2024(令和6)年度(2件)