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著作権侵害事件

インターネットで海賊版販売の会社員を逮捕

2001年10月16日

鑑定および告訴会社 アドビシステムズインコーポレーティッド(アドビ システムズ(株))、
(株)アプリックス、(株)ジャストシステム

兵庫県警生活経済課、西宮署と有馬署は平成13年10月16日、インターネット上の電子掲示板やホームページを悪用して海賊版ビジネスソフトなどを販売していた兵庫県西宮市の会社員男性(28歳)の自宅を著作権法違反の疑いで家宅捜索し、男性を逮捕しました。

男性は、実在する他人の名前を悪用し、インターネット上の電子掲示板およびホームページを使って「『売』Mac VirtualPC 4.0j(WinMe)」などとソフトウェアの販売を宣伝した上、電子メールで海賊版ソフトリストを送付して顧客を集め、注文を受けると、勤務している会社のコンピュータ等を使用して、ビジネスソフトなどをCD-Rに無許諾複製し、郵送販売していました。

なお男性は、制作を請け負った他人のホームページの中に、無断で海賊版のリストなどを掲載したページを隠し、リスト請求があった客にそのURLを告知していました。

捜査員が、インターネットの電子掲示板で男性による海賊版販売の宣伝を確認したのが事件の端緒で、ACCSでは捜査に全面的に協力しました。

海賊版の元となったソフトはほとんが被疑者のパソコンのハードディスクにイメージとして存在し、押収されたCD-Rは少数でした。

この男性には平成13年12月、神戸地方裁判所尼崎支部より懲役2年執行猶予4年の判決が言い渡されました。

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